ベッドルームからこんにちは

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五月の風

五月である。今日のような日は体調も良く、ずいぶんと気分が良い。この部屋にはベランダに大きな窓があるのだが、それを開け放して目いっぱいに風を取り込むと、レースのカーテンごと風が入り口のドアの方へと抜けてゆく。少し古いトタンのベランダがカタカタと揺れ、遠くの方からご近所さんたちの生活の音が聞こえてくる。

気候と気分と体調と、この三つはトライアングルのように繋がり合っている。雨が降れば気分が落ち込み、気分が落ち込めぱ体調も崩れる。体調が崩れたからといって気候が崩れるのはおそらくスピリチュアルの領域であるが、ともかくこのうちのどれ一つとして崩したくはないものである。